vol.14 CONTENTS

 1.CA研リレー発言
 2.住宅市場フラッシュ
 3.ホームページ探訪 第9回
 4.CA研活動のページ






 『CA研リレー発言』では、CA研究所のメンバーが、リレー形式で、日頃考えている事、問題意識を持っていること等を自由に発言していきます。
 今回は、(株)~清の神谷環光氏にご登場いただきます。


瓦屋根と住宅の耐震性への思い込みと誤りをただしたい
 皆さんこんにちは、株式会社~清の神谷環光と申します。どうぞよろしくお願いします。
 さて、平成7年に発生した「阪神・淡路大震災」から来年で10年を迎えようとしています。発生当時は「瓦屋根が重いので、住宅が倒壊した」との報道がなされ、その後の調査によって、「瓦屋根だけの原因ではない」との結果が報告されました。
 ここで今一度住宅の倒壊の原因を検証してみたいと思います。
 まず倒壊した多くの住宅は、昭和56年に改定された建築基準法(新耐震基準)以前の物でした。そして、住宅の老朽化(シロアリの被害等)と耐力壁量が少なかった(筋交いが無かった物件も多々あった)ことなどが倒壊した主たる原因です。
 そんな中で、東海大地震・南海地震・東南海地震等の発生が心配される現在、マスコミを中心とした情報発信の中では未だに、「重い屋根は軽い物に変更すべき」とのある種間違った報道がなされています。
 その意味でも「正しい耐震補強」をPRする必要があるように考えます。また、我が瓦屋根業界は「製・販・工」一体となって「瓦屋根標準設計・ガイドライン工法」のPRはもとより、ガイドライン施工の徹底を図っていく必要があると考えます。
 また、ガイドライン工法制定前の住宅は棟瓦を中心とした部分を思い切って有料による修繕工事運動を展開するぐらいの事が必要なのではないのでしょうか?
 日本の住宅風土にあった瓦屋根・伝統的な瓦屋根を絶やさないように、今するべきことに注力していく必要があるのではと考えます。

愛知万博と三州瓦見学を
 話は変わりますが、「産業観光」と言う言葉をご存知ですか?「産業観光」とは、産業文化財(歴史的・文化的意味をもつ工場その遺講、機械器具、産業製品等)を観光資源とし、それらを介してものづくりの心に触れることによって、人的交流を促進する観光活動です。
 三州瓦は愛知県高浜市を中心とした地域で製造され全国の60%のシェアを誇り、言い換えればまさに観光資源であり、「産業観光」にはピッタリだと考えます。
 また、ご存知のように、2005年3月25日〜9月25日まで「愛・地球博」万国博覧会が愛知県長久手町を中心としたエリアで開催されます。世界各国・全国各地より多くの皆様が万博にお越しになります。どうぞ万博お越しの際には、「三州瓦の産地」高浜に是非ともお立ち寄り頂き、粘土に触れていただき、「職人の技」、三州瓦の歴史、瓦工場、手作り鬼瓦を見学頂き、「瓦のぬくもり・瓦のよさ」を感じていただきたいと思います。そして多くの方に三州瓦ファンになっていただきたいと思います。
 三州瓦産地を挙げて、お客様を歓迎いたしたいと思います。どうぞ「やきものの里 三州瓦のまち 高浜」へお越しください。 

株式会社~清 神谷 環光